腕時計のカレンダーが壊れていなければ今日は7月31日だ。まだ多少頭がうずくが幸いにして脳味噌に障害はなかったようだ。これからの日記はこのメモ帳に書くことにする。
まさかとは思っていたが、あんな突拍子のない夢が現実のものになるとは。
ラフキン教授、取材に来ていた雑誌記者のジミー・マローン、それに私はムーンゲートの暴走(それ以外になんと表現できよう)によって研究室もろとも原始世界に飛ばされた。これもロード・ブリティッシュの導きなのだろうか。だとすればしばらくは帰れそうもない。おかげで職探しはしなくてすむのだが……。
いろいろとショックなことが重なり、心身共にかなり疲れている。今日はもう休んで、明日いろいろと聞いてみよう。